「銀ちゃん、銀ちゃん、あたし映画観に行きたいなぁ。今流行りのホワイトクリフ 」 「あー、だめだよあんなもん。迫力満点でさぁ、ちゃんには刺激強すぎるんじ ゃないの?」 あの映画のどこが刺激が強すぎるのか、教えてほしい。だいたいあたしはもう パートワンだって見終わったし、あぁもう、せっかくの休みだからどっかにいき たいのに。 「銀ちゃん、銀ちゃん。あたし、遊びに行きたいよ」 「どこにも行かなくていいの、は」 何でよ、とあたしは口を尖らせる。せっかくの春なんだから、外に出たいよ、暖 かいし、出会いの春だっていうじゃない。 今年こそ素敵な人を見つけるの。 楽しみなんだ、とつけたすと銀ちゃんは、はぁとため息をついててくてくとこっ ちへ向かって歩いてきた。床に座っていたあたしに背中合わせ、に腰かける。 「ちゃん、ちゃん、銀さんは君にどこにも行かないでほしいよ」 「さっきも聞いたよ、それ」 「だいたいさぁ、素敵な出会いとかいうけどもぅとっくに出会ってるでしょう? よく考えてみなさいよ、よく見渡してみなさいよ、かぁっくいいお兄さんがいる はずだから。 あ、いま笑ったな。なんだよ、悪いかよ、がいつまでも鈍いから外に出さな かったんだよ。 変な虫がついたら困るから」 顔さえ見えなかったけど、あぁ、きっと今彼の顔は赤いんだろうな、と思った。 すると後ろから手がするする、とのびてきて無防備だったあたしの手を握る。 「なぁ、。どっか連れてってやるよ、どこへ行こうか」 「そうだねぇ、銀ちゃんと一緒なら、どこまででもついていくよ」 ------------------------------------------------------------- 090404 ツンデレ銀ちゃん。春の陽気が漂っていると、いいな! ちよこさんへ!相互ありがとうございますっ>< (090428 森永ちよこ) と、いうわけで、相互記念に、もろてしまいました…! うっへへ…! 「春ぽいお話」となんともざっくりなリクエストをしたところ、見てこれ、このクオリティ! とるこさま、ほんとにありがとうございました! 超うはうはでした! 独占欲つよいくせに、テレちゃう銀ちゃん…もう、ツボです! 本当にほんとにほんっっっとにうれしかったです! ありがとうございましたー! |