銀ちゃんはいつもあたしにこう聞く。



「なあ、俺のことすき?」



と。



私はうなずく。うんすきだよって。




確かにすきだ。銀ちゃんが大好き。
離れたくないし 銀ちゃんも私を離さないし

でもすき、って言葉じゃどこかずれてる。何かが違う。
「すき」だなんて生易しい言葉じゃないんだよ。銀ちゃん


なんていうんだろう。
あなたのそばにいたい あなたの役に立ちたい
あなたの、あなたの一部になりたい。
私がいなきゃあなたじゃないってくらい、それくらいあなたの一部になりたい。
今のままじゃもどかしい、この気持ちはそう、きっと。







銀ちゃん
もし今度銀ちゃんが「俺のことすき?」ってきいたら
私、こう答えることにします

「ううん。すきなんかじゃない。」

そしたら銀ちゃんきっと「ェ、なんでェ!?どういうこと!?え、ちょ、、マジで!?」とかなんとか慌てるんだろうね。
私はそんな銀ちゃんに言ってやるんだ。



「すきなんかじゃない。すきなんて通り越して あたしは銀ちゃんとひとつになりたいの」









ひとつになれたら

(06/09/27 確か学校帰りに急に閃いたネタ。)