「銀ちゃん、黄身のまわりにはね、白身があるんだよ」





「……何?何の話? 急すぎて飲みこめねーんだけど」





「ここでクイズです。『きみ』のまわりには何があるでしょう?」





、暑さにやられたか。おめーさっき自分で答え言ってたろ」





「違うよ、クイズだってばあ」




「………あの古典的なやつか。空気でしたー☆とかいうアレか。」





「あ、何だ、銀ちゃんしってたんだ…ちぇー」




「ちぇーっておま、俺のコトどんだけ馬鹿にしてんの!」





「だあって…目が死んでるだけの男だと思ってたよ」




「失礼なこと言うんじゃねえよ。 じゃあ逆ににクイズです」




「うん?」




「きみの周りには何があるでしょうー?」





「それ銀ちゃん、あたしが銀ちゃんにしたクイズだよ…もうボケちゃったの?若年性痴呆?」




「ひどッ!おま、あんま失礼なコト言ったら幾ら銀さんでもキレちゃうよ」




「えー、だって…ごめん。じゃあ答えね、空気でしょ」




「ぶー」



「狽ヲーなんで! 空気だもん!」













「正解は、俺からの愛でした」




「…くさいよ、銀ちゃん」












あたしは黄身

(06/08/16 え、ありきたりってか?(笑))